メモ帳.txt

have a nice day

M.C.ESCHER展@佐川美術館(滋賀・守山)に行ってきた♪

 エッシャー。「上昇と下降」や、「」、代表的な手法に「平面の正則分割」なんてのもある。どれかひとつぐらいは目にしたことがあるのではと思う。
有名な版画家。大好きな人である。

 7月からやっていたのは知っていたが、とうとう昨日の最終日まで行く事がなかった。
展覧会の最終日ってのは行ったことがないから、「行ってみよう」という気持ちとともに。

 到着が11時過ぎ。残暑と言うよりも、まだまだ本格的な夏の暑さ。
オープンが9時30分。そこまで遅い時間でもないが、前後に人が連なる。細部まで満足に見るのは少し気が引ける。
前後の人々の会話を聞きつつ、堪能する。やはり、「だまし絵の人」というイメージが強いのだなと、再確認。

 時系列に彼の作品が展示されており、初期の作品にはだまし絵の要素は見られない。「イルカ」と題された作品。イルカの姿を描くのではなく、その周囲に表れる波、泡で、イルカをあらわしている。これを見て、一気にエッシャーへのイメージが変わった。「だまし絵、徹底的に計算した作品だけじゃないんだ!」と。

 エッシャーとG.J.ホーグウェルフという二人の共作「24の寓意画」という2L版ぐらいのサイズの作品。一つ一つに4行の詩が書いてある。そこに記された言葉が素敵だった。描かれた物、凧、花、花瓶などが一人称で話しかける。
その言葉が何故か胸に響いた。
原文はホーグウェルフであるとわかったのだが、日本語訳をどなたがされたのか分からず残念である。

 幾つかの有名な作、滝、上昇と下降、幾つもの平面の正則分割を見て、回り終えて美術館の一室から出た。

 そこには、来た時には存在しなかった、長い列。時間は2時過ぎ。
美術館の最終日なんて行くもんじゃないね。
満足に見ることはできないし、周囲のガキンチョの声はうるさいし。
展覧会の作品解説のパンフレットは売り切れてるし…。

 

---

 その帰り、高校の唯一の友人に会ってきた。
一国一城の主として頑張ってたな。苦労も多かろう。
それでも、さわやかな笑顔をしておったな。
会って30秒も絶たずに、前と変わらず適当な喋りを繰り広げられる相手。
今後、どれだけそんな相手が増えるのかわからぬが、貴重であることだけは間違い無いだろう。