2012→2013

少し早いですが、寒中お見舞い申し上げます。

　先月 12月の末に青春18キップで北陸・東北をぶらりぶらりと廻ってきました。
 行く先々、どこもかしこも雪深いだろうと、思っていたのだが雪が深かったのは富山・新潟ぐらいで、福島・宮城・岩手は雪はあるもののそこまで深いという印象ではなかった。意外であった。

　前日・前々日に連絡したにもかかわらず知人にも会えよかった。長年の念願であった平泉・金色堂を見ることができ、日本三景の一角・松島も見ることができた。諸事情により、緊急の帰省をせねばならなくなったため福島・猪苗代近くの五色沼や金沢21美に行くことはできなかったのが残念。

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　今回の旅の中で唯一3.11の跡を見たのが陸前山王の辺り。
目に映る家々がすべて新しく、数十～数百戸の 家々がほんの10程度のパターン。1年半ほどで人々の生活は再建されつつあるんだな、と。周囲の乗客に申し訳ないと思い、その光景だけはシャッターを切れなかった。
誰もかれもが人の死に接したのだろう、という考えがよぎりこの光景を残しておく自分にそれだけの意義が見当たらなかった。人の傷をえぐることに日和ってしまった。 

　人はいつか死ぬ。それでも、残されたものは生きていかねばならぬ。