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have a nice day

三湖めぐり

 先日は、「琵琶湖→諏訪湖→浜名湖」を駆け足で巡る三湖巡りの旅をしてきたよ。
空模様はあいにくの曇り&雨 のなか、ひっじょうに駆け足にめぐった、もとい寄った。

 先週の京都縦断の旅の主犯の「どこか遠出がしたい」から事件は始まった。
そこで、合いの手のように俺が「うなぎを食べたい!」なんて言ってしまったから事態は深刻さを増していくことに。適当に、「そっかー」と流しておけばあんな悲惨な事件は起こらなかったのかもしれない・・・(笑

 時はその前日に遡る。
午前6時までの深夜のアルバイトを終え、夕方からの飲み会に備え寝ようと画策。
しかし、寝苦しい暑さ&蝉の声、そして日頃からの生活リズムのランダムさにより、うまく寝付けず昼を迎えてしまった。

 そのため、飲み会に遅刻する訳にはいかないと、寝ることを諦め
集合場所の近くへ数時間前入りをするという暴挙を決行。
夏の暑い京都駅に降り立ち、三条京阪まで徒歩で移動。
途中途中で気になる店をひやかしながら移動すると、現地に到着した頃には
もう、陽が傾き始めていた。

 これ幸いと、鴨川沿いで寝っ転がり、ひなたぼっこ。
が! なんともかとも、地面が熱い。
それまでに蓄えた熱エネルギーが、数時間で放出されるわけもなく、いくら陽が傾きはじめたとはいえ、夏の京都の日向ではやはり汗が出るわ出るわ。

 


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鴨川の河川敷から望む三条大橋

 

 そうこうしている間に、約束の時間が近づき、集合場所の某ロ○ソンに。
その後は、主犯と我らの敬愛するK様と共に木屋町へ繰り出し、飲むわ騒ぐは語らうわ、と楽しき昨夜を過ごした。
途中、俺とK様は寝落というおまけもありつつ、無事に会は終了。
で、もう電車に乗って帰宅する気力もなくなった俺は主犯宅にかくまってもらうことを進言。
無事に了承されたが、そこからまた小一時間ばかし歩くはめに(苦笑

 で、翌朝。軌跡の七時おきを果たした俺は横で寝る主犯を尻目に ばらかもん なる日常・ほのぼの系の漫画をひたすら読みながら、主犯が起きるのを待っていた。八時前に起きた主犯とともにK様を送りに一路松本へ。

 途中の伊那で旅の友を仲間にし、諏訪湖まで来たところで、K様のありがたい一言「ここの近くの駅でいいよ」と。
K様のお言葉に従い、岡谷駅でK様と別れ、最後の旅の仲間を諏訪で拾い、ラスボス浜名湖へ。

 ラスボス退治の旅はまた愛知県まで戻るという過酷なもの。渋滞で随分と時間をかけた道を戻る、という苦渋の選択をした我らは、ラストアイテムである「うなぎ」を売っている店の閉店時間と戦うという、熾烈を極める旅に突入した。

 現在七時。到着予想時刻8時23分。ラストオーダー8時30分。
焦る。 ただただ焦る。 ここで、旅の仲間たちは「ラストアイテム(うなぎ)にこだわらなくても・・・」、「近くのファミレスでも・・・」と日和ったことを口々に。

 「それでは、ここまでの苦難(500キロ)が、無駄になるっ!」とは言えず、しかし、なんとかうなぎを口にしたい俺は、神に祈った。「どうか、うなぎを食べさせてくれ」と。

 そんな願いが聞き入れられたのか定かではないが、無事に時間内に到着。美味なうなぎを食した。

 

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最後のアイテムショップ 鰻昇亭

 

 旅の仲間の1人はこの近くの隠れ里出身だということで、近くの駅で別れ、また、元きた道をひた走った。

 諏訪に着いたのが午前2時前。そこからさらに300キロほど。これが苦難。
車内は沈黙。何とか生きて帰り着きたい俺は、眠いのをこらえながら主犯にしょうもないことをしゃべり続ける。「この曲なんだっけ?」「このパーソナリティの声が生んたら・・・」などなど。

 そこからさらに4時間。ようやく、パーティーを解散する時を迎えた。無事に辿りつけた喜びの心、最後の一人の無事を祈る心、そして、早く寝たいとはやる心。

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その後、彼の姿を見たものはいない とは続かず、無事に生きているようで何よりだ。
さて、相変わらず、浜名湖観光も何もせず、ただただ移動。
ドライブ。
ひた走る。
そんなことをやってしまった。
この夏最後の旅は、もう数日後。
伊勢になるのか、香川になるのかわからぬ。
数日後の話なのに、だ。
ま、楽しければなんでもいいよね?